憂鬱メロン

音楽とサッカーが好きです。備忘録。

型にはまらぬ好奇心を持とう

出典をよく知らないから、その真偽についてはよくは知らないのだけれど、ジャネーの法則というものがあるらしい。

ジャネーの法則 - Wikipedia

 

なんでも、体感時間が年齢に反比例して短くなっていくのだそう。恐ろしい。

 

この原因のひとつに、大人になるにつれて、新鮮な情報が不足していくことが挙げられているのだけれど、確かに、自分の体験に当てはめてみても、昔に体験したことの方がインパクトが強かった気がする。

 

何故、成長するにつれて、人は新鮮な体験から遠ざかってしまいがちになるのだろうか?

 

勿論、子供時代と比べて自由な時間が短くなって(あるいは失われて)しまったということが第一の理由だとは思うのだけれど、個人的には「自分による情報の選別」に大きな理由があると思う。

 

最近は自分でも、自分が好む情報ばかりを仕入れているな、と感じていて、例えば、Twitterなんかでも、自分が好きなバンドや有名人ばかりフォローしていれば、それだけで十分に満足出来る情報を得ることができるし、意見が合わない人の主張は自分の目が届かない場所へと排除することができる。最初は、「この人の意見はいいな。」とか、「この主張は根拠が足りない。」といったようなことを考えていたはずにも関わらず、少し時間が経てば、自分が切り捨てた情報のことなんて忘れてしまって、最終的にはただ、与えられる情報を受容するだけになってしまう気がする。ある意味、期待している情報しか入ってこなくなるのだから、インパクトのあるものが減ってしまうのも必然なのかなと思う。

自分は使ったことがないけれど、他にも、スマートフォンのニュースアプリというものも存在して、これまた自分の好きなジャンルから記事を自動で引っ張ってきてくれる優れものだそう。

 

こういった風に便利になるのは良いことだとは思うけれど、やっぱり美味しいものは身体に悪いのが世の常で、こういった便利な生活に慣れてしまうと、趣味の範疇だけではなく、あらゆる面で自分の視野が狭まってしまいそうで怖い。

 

いつの間にか、自分の「型」みたいなものができていて、その「型」にはまらない人や物は、自分の知らないところで処理されてしまう。この問題の恐ろしいところは、これを自覚していないと、いつの間にか自分の作った型にどんどんはまっていってしまうことだと思う。無意識のうちに自縄自縛状態に陥って、思考停止人間になってしまうのはかなわないし、こんな時代だからこそ、好奇心が芽生えたときは自分自身の頭や体を動かしていったほうがいいのかもなあと思う。

 

今までは手を伸ばしたことがなかったジャンルの音楽も聴いて見たいと思い、聴いた曲。人気があるだけあってかなり聴きやすい。カッケーです。

 

www.youtube.com